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10月17日、生産年量4万2000トンの
高純度アルミ施設が、内モンゴル自治区達拉旗で正式稼動している。中国国内にお
いて生産力最大の高純度アルミ施設で、アルバイト一里塚ともいえる。
内モンゴル新長江砿業投資集団が45億元を出資して建設し、2009年9月26日に
着工し、生産年量4万2000トンの高純度アルミ、6万トンの電子アルミ箔、1万260
0トンの化成箔との3事業がある。フル稼働後、売上高は年20億3000万元、利益税
は3億5000万元キャッシングと想定される。
内モンゴル新長江砿業投資集団の宋光栄董事長によると、今の市場相場で推計す
れば、プライマリーアルミは1トン約1万7500元、高純度アルミは約4万元、電子ア
ルミ箔は約7万8000元、アルミ精密加工品の付加価値が高い。「高起点、ハイテク、
高付加価値、低炭素?環境保全」との循環経済理念に従い、年4万2000トンの高純
度アルミ加工を契機に、ハイテクアルミ産業を中心とする産業基地にする狙いだ。
年4万2000トンの高純度アルミ施設稼動に続き、内モンゴル新長江砿業投資集団
は年2400万平方メートルの高容量アルミ電解コンデンサ用化成箔、20万トンの連
続鋳造?連続圧延アルミ板?帯材などの施設の建設を始める予定だ。投資総額が10
7億元に達する見込みだ。自動車保険、売上高は210億2000万元、利益税は37億15
00万元と見積もられる。
アルミ精密加工品は主に電子産業に使われる。その中で、高純度アルミの使途は
広く、電子工業、航空?宇宙飛行、高速レール交通、光学などの需要は根強い。アル
ミ加工産業がプライマリーアルミ産業に追いつかない現状に合わせて、内モンゴルは
今年、高性能高精度アルミ、型材、電子化成箔、アルミ製ボス、電線?ケーブル、高精
度設備用部品などアルミ加工品を受注生産して、アルミ精密加工産業クラスターを育
成する。 |
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