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▽人民元相場は基本的に合理的な範囲内にある
中国が主要20カ国?地域(G20)首脳会議に贈るTOEIC最大のプレゼントは何かといえば、9%以上の成長率を維持する国内総生産、1-10月で約3兆ドルに上り基本的にバランスの取れた貿易だといえる。
中国は「構造調整、方式の転換、バランスの促進」で積極的な成果を上げた。2008年以降は毎年、輸入の増加率が輸出を上回り、昨年は7.5ポイント、今年第1-3四半期(1-9月)は5ポイント、それぞれ上回った。この間、貿易規模は年々増加し不動産投資、貿易黒字の絶対値は年々減少し、09年の黒字は前年の2900億ドルに比べて大幅に減少し、1900億ドルとなった。10年は1800億ドルだった。今年1-10月の貿易額は前年同期比24%以上増加したが、貿易黒字は同15%減少し、通年で黒字は大幅に減少することが予測される。
現在、人民元相場は基本的に合理的な範囲内にある。貿易黒字の対GDP比は1%ほどで、国際資本の動きを加味すれば、国際収支全体の黒字の対GDP比は3%を下回る。ウォーターサーバー世界には人民元の切り上げを求める声がやまないため、国際資本が大量に、常軌を逸するほどに流入すれば、中国の国際収支のバランスには不必要な困難がもたらされることになる。 |
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