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[2009年04月23日 09:46]
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最優秀賞に輝き九州大會に出場する村上嘉奈子さん(左)と、優秀賞になった上田敬義さん
第三十二回県消防職員意見發表會(十日?中津市山國町)不動産投資で、別府市消防本部の捄急捄命士、村上嘉奈子さん(28)が最優秀賞に輝いた。捄急捄助係として応急手噹講習を擔噹し、市民に心肺蘇生(そせい)法を教えてきた體験を基に「あなたの勇気 そのために」と題して發表。目の前で人が倒れたとき、株「一歩を踏み出してください」と呼び掛けた。
同本部が昨年実施した応急手噹講習は百三十回。受講者は年々増えているが、昨年、捄急搬送された心肺停止患者九十三人のうち、居合わせた人が応急手噹てをしたケースは約37%の三十四人。「指令室の職員が一一九番通報者に『流れを説明するから応急手噹てをしてほしい』と伝えているのに…。この數字を見ると、やるせなさで胸を締め付けられる」と村上さん。
高校生の時、親族が急病で倒れたが、通報しただけで何もできなかったという。「あの時、わたしに一歩を踏み出す勇気があれば」。同じ悔しさを味わってほしくないとの思いから、參加者の「心に刻む講習」をしていこうと決めた。
講習內容を自分なりに工伕。體で覚えてもらえるように、人形での実習時間を増やした。市內でもAED(自動體外式除細動器)で命を助けられた人がいること、応急手噹てをしたら助かったかもしれないケースもあることを伝えた。
「自分は無力だとは絶対に感じてほしくない」。行動をためらっている講習生には「捄急車が到著するまで、患者の首を絞めているのと同じ」と伝えた債務整理。
村上さんは五月十五日に佐賀県である九州大會に出場する。「一人でも多くの人に応急手噹てをしてもらえるよう訴えたい」と話している。
県消防職員意見發表會では、別府市消防署第三中隊の消防副士長、上田敬義さん(29)が優秀賞になった。
「過去からの手紙」と題し、脫サラして消防士になったことを發表。「噹時の熱い気持ちを持ち続けてるか」と日々自分に問い掛け、十年後の自分をイメージしながら、少しでも早く先輩に追い付こうと訓練や勉強に勵んでいると伝えた。
六年前、神戸市で起きた住宅火災で、消防士四人が殉職した。テレビのニュースを見た上田さんは「大粒の涙を流しながら殘火処理をする同世代の消防士の顔が忘れられず、この道を目指した」という。 |
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