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30日に開催された「第72回中国改革国際フォーラム」において、中国国務院発展研究センター研究員で有名経済学者の呉敬璉氏は、「中国モデル」の未来には不確定要素が存在し、同モデルに関する議論は中国の前途と未来にとって重要な意義を持つと語った。中国新聞社が報じた。
呉氏は「中国モデル論は、中国が成功した根本的理由が、政府の力強いリードと抑制による国有経済にあることを説明している」と指摘した。ビジネス英語しかし同氏によると、中国は大きな成果を手にすると同時に、高いコストを支払ったという。
「現在の経済?社会体制には二重の性質があり、未来に不確定要素を残している。中国経済が成熟し、市場経済体制を整えることもあり得るが、中等収入の落とし穴にはまる可能性もある。中国経済が30年間の高度成長を維持した真の理由は、改革開放にある。その最大の違いは、市場化改革と国内外市場の結合を推進したことだ。市場制度の構築により、一般人による創業のため一定の空間を開拓し、多くの労働力?物的資源が活用された。対外開放政策の成功により、熟女中国と先進国の間にあった開きを縮小し、消費需要の不足という欠陥を補い、中国経済の90年代の高度成長を促した。しかし現在の市場経済体制はまだ完全ではない。これは国家部門が今もなお、資源分配において主導的役割を果たしている点に現れている」。
呉氏によると、その主導的役割とは主に3つの面で見られるという。1つ目は、国有経済が国民経済を制御し、重要業界において独占の問題がある。2つ目は、各級政府が重要経済資源の分配に関する巨大な権力を握っている。3つ目は、近代的市場に不可欠な法的基礎が確立されておらず、各官僚が企業に対して頻繁に干渉する。
呉氏によると、現行の市場経済体制は一種の過渡的な体制だ。太陽光発電同体制は法治市場経済に成長する可能性もあり、あるいは政府が経済?社会の発展を制御する国家資本主義経済となる可能性もある。
「強い力を持つ政府が管理する粗放的な成長方式は継続できない。近年の経済と社会の発展から見ても、政府の行政管理や大量の資源投入により実現される成長は、長期的に維持できないばかりか経済と社会の深刻な損失につながることが証明されている」。
呉氏は最後に、「確固不動の実質的な歩みで改革を推進するべきだ」と強調した。 |
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